2009-01-01から1年間の記事一覧

名も知らぬ

たまたま発見し、思わず見入ってしまった。ミシガン州アナーバーという町に住む、当時12歳の女の子(他の動画から判断しておそらく)が撮影した動画。ちなみに動画のうp時は16歳だったという。下にうp主の説明を転載。 Clips of Ann Arbor MI put to some …

愛しい傷

また、夢にみた。覚めてみてあの満ち足りたときを思うと、今さらながらいたたまれない。雨が降って寒い。もう、寝ないと。 それはいとおしいきずであり、もりのおくのいずみのように、すべてのよきもののみなもとであり、いだきつつひたりたいすべてであり、…

80年代のライヴ「コレを見ろ」2

大所帯になってからのTalking Headsは、いやデヴィッド・バーンは、明らかに「土俗性」を意識している。言葉が要らぬ誤解を呼ぶのなら、それを「根源性」と言い換えてもいい。 例えば試みに、日本の和歌などを繰ってみれば、わかりやすいのかもしれないけれ…

80年代のライヴ「コレを見ろ」1

既出御免。バンドの、観客の、このファッション。天井のわかりやすいネオン。80'sってどんな時代と訊かれたら、この動画を出せば凡そ事が足りるといって差し支えないと思う。 YouTube以来(という時代区分を勝手につくっている)あらゆるライヴ映像で一番見…

The Vanity Orchestra

なんかニュー・ウェーヴのバンド名みたいになってるけど、なんのことはない、「カラオケ」についてです。 カラオケ。またの名をキャリオゥキー。最後に行ったのはいつだろうか。いーつのーころーだかー、おもいだしてごーらんー♪やかましいわ。 もう何年前か…

散歩とぬこ

天気がいい。 まったくもって天気がいい。 金木犀の、か・ほ・り。 秋だねえ。 秋ですなあ。 流れつつ。流されつつ。 このー木なんの木気になる木(になる木ー)←バックコーラス。 …ちぇっ。 茶屋に寄り道。 とある公園を通ったら… ぶおーん。 ぶおおーん。 …

ここに地終わり海始まる

何かで読んだのだけれど、そして何で読んだのかは覚えていないのだけれど、「人が旅に魅せられるのは、旅人がその旅先の地に、何の責任も有していないからだ」という趣旨の言葉があった。 ここでいう責任とはより広い意味で、「手垢にまみれた日常」と置き換…

プールサイド小景

「なし崩し的文学シリーズ」第3弾。プールサイド小景・静物 (新潮文庫)作者: 庄野潤三出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1965/03/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 30回この商品を含むブログ (50件) を見る庄野潤三が死んだ。庄野潤三は戦後のある特権的…

「おお、あなたは何を求められるんです」「虚体です」

「なし崩し的文学シリーズ」題2弾。ここでいいたいことは、一言でいうと、こういうことだ。「ちょっと前までは、『不良』であるということは、インテリの特権だった」ということ。かつて日本のインテリ不良青年で、埴谷雄高(はにやゆたか)『死霊(しれい…

A Day in the Life

忍ぶ川 (新潮文庫)作者: 三浦哲郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1965/06/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (23件) を見る何の気なしに、下の動画をみたら、つと、涙が落ちた。考えてみれば、さみしいものだ。かなしいものだ…

鶴のかた、虎のかた

テレビドラマ『グリーン・ホーネット』のカメラテストを受けるブルース・リー、このとき24歳。 動画中「カレッジで哲学を学んだ」と答える彼は、東洋思想など何も知らないに違いない64年当時の白人のオジサンたちに、カンフーの動きを水の流れに喩えて説明し…

カモメは唖の鳥 ウサギと神

ぬおおおお!付き合いとはいえ、なんでこんな時間まで飲んでなきゃいけないんだ。ああアホらし。。。 俺は疲れてるんだ。そう、告白しよう、私は疲れているのです。明確に。明白に。obviousに。圧倒的に。ワオ。 太宰の短編に、「カモメは、あれは唖(おし。…

アンコウ、ハダカイワシ、リュウグウノツカイ

日の落ちて、薄手のシャツが寒かった。寒いというあり方がひさしく、嬉しかった。そうだ、このままどんどん寒くなればいい。。。 熱量がすなわち「生」だとするならば、寒さもまた逆説的に生だ。戸を開けて身の危険を感じるほどの寒さを、吸い込めば喉にふれ…

文芸復興という名の

スポーツクラブに通い始めた。ワオ。ルネサンス西国分寺。体験の際に案内してくれたお姉さんに、スポーツクラブと西洋の文芸復興運動に一体どんな関連性があるのか聞こうとしたが、あんまり無邪気に健康的なご様子だったので自重した。 後で知ったのだけれど…

いきものがかり

というバンドは、例えば「神がかり」などのように、狐や狸なんかの生き物が憑依した風に歌う、民俗学的な知識を背景にしたキワモノバンドだとばかり思っていた、どうも僕です。 台風一家が過ぎ去った台風一過の今日は、ちょっと空が凄かったなあ。濡れた犬が…

台風18号

の話などしない。どうせすぐ過ぎ去るから。「大変ですね」「そうですね」…終了。引き続きTalking Heads。このデヴィッド・バーンの所作は、歌い手のというよりも、俳優のそれだ。 ところでこんな感じでなんのかんのやっていると、貴様は何故ひたすら動画をう…

雨滴 うてき

♪ぅれいんどぅろっぷすきふぉーりのんまへっ…うるせー! 毎日毎日雨ばっか降りやがってよぉ。大体よくよく考えたら空から普通に水が落っこちてくるってあんまりだぜ。 下のどこかの誰かの動画は雨の写真がとても素敵。鳴呼、日常のメランコリーと異化作用。…

Psycho Killer, Ques Que Ce?

東京大学「80年代地下文化論」講義作者: 宮沢章夫出版社/メーカー: 白夜書房発売日: 2006/07/18メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 57回この商品を含むブログ (123件) を見るしばしば80年代は、「スカ」だったといわれるらしい。つまりは「実りの多かった…

TOTP

左手で白旗をあげて泣き叫ぶ顔文字…ではない。Top Of The Pops。64年に始まった、英国の音楽番組。下は74年のクリスマスのもの。 つっこみどころ満載だけれど、とりあえずこの襟の鋭角っぷりが何度なのかを計りたい。ギターだけ妙にタランティーノ顔な件。そ…

面白きこともなき世を面白く

住みなすものは心なりけり。MSNの明日の天気予報には、お日様のマークが出ている。晴れるのかな。晴れても暑くなければいいな。無駄に暑いのはもう沢山だ。早く本物の秋がきてほしい。 秋。こんな感じの塔があってhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E4…

十月、一枚の絵

二十代の中ほどに、たまたま図書館で図録集を繰っていて、一枚の絵から目が離せなくなった。月岡芳年『藤原保昌月下弄笛図』。 http://www.muian.com/muian04/04yoshitoshi04353.jpg 平安中期、十月のある朧月夜、一人の笛を能くする公家が曠野をゆく。袴垂…

初めてものの見え分かるの記

または南部。塵と、家と、沈む日と。「今なら見える(分かる)」と歌うけれど、いったい本当に分かる日なんてやってくるのだろうか。それはただ単に「慣れた」だけじゃあないのだろうか。なぜ「ない」ということがなく、ありとあらゆるすべてが「ある」と思…

ずー

多摩動物園に行ってきた。実は日本でも有数の規模で、小さい山ふたつ分ぐらいある。アジア園もオーストラリア園もあるけれど、とりあえずアフリカ園だけ撮ってもた。 正面ゲート ネコ科の大型肉食動物のみなさん 象前半 象後半 うめぇ、草うめぇ パオ〜ンち…

ところで

ところでって言葉から普通に入ったんだけれど、2000年代、いわゆるゼロ年代もあともう3ヶ月ほどですね。。。 ・ ・ ・ 昨日のPULP病が抜けない。以下はMTVのためか、親切にも字幕がついている。90年代のBRIT POPでは、ブレア政権下の'Cool Britanica'と呼ば…

お詫び

三十路のクセに、部屋で独りなのをいいことに、あまりの懐かしさとあまりの名曲っぷりに、つい踊ってしまったことをここにお詫びします。ジャーヴィス・コッカーがハリガネムシにしか見えない件。でもこれ聴いたらさ、多少なりとも体が動くでしょ普通、三十…

Trois Couleurs : Rouge

久々にレイトショーに行ってきた。21時−23時。下高井戸シネマ。『トリコロール/赤の愛』の再上映。火曜が安い日らしく、1000円だった。ラッキー。 結論から言うと、すごく良かった。ずっと昔に観たキリだったから殆ど内容を忘れていたし、当時はピンとこな…

アホすぐるw

80年代の村上春樹の小説にもその名が登場するTalking Heads。なぜ走っているのかは知りません。普通に曲はかっこいいのに、ヴォーカルのデヴィッド・バーンのこの動きwアホすぎますw自由すぎますwいやスゴいバンドなんですけどね実際。 いやそんなことは…

御堀端逍遥其壱

http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/index.html 出光美術館に行ったついでに、フラリと皇居に寄ってみた。だって目の前にあったから。二重橋。あと東京国際フォーラムで蚤の市みたいのやってた。 芭蕉展だったけれど、目当ては併設展の仙突義梵。http:…

御堀端逍遥其弐

http://www.bridgestone-museum.gr.jp/ 引き続きブリヂストン美術館へ。いやもはや堀端ではない。「うみのいろ うみのかたち」。印象派辺りからモダンアートまで、ひたすら「海」に関するものをずらずらずらっと展示。それ以外もいっぱい。 モネのアルジャン…

たまには普通に流行ってるやつを

これ、相当イイです。オランダだとか。懐かしいような、新しいような。とりあえずダンスでファンクでブレイクビーツです。「絞れ」とおっしゃる。 あと、この色彩感覚がいかにもヨーロッパだなあと。「紋章学」という学問もあるほどで、http://ja.wikipedia.…