THE DOGS BARK,

BUT THE CARAVAN MOVES ON.



大海をひたゆく藻屑にも似て、ネット上の一部で話題のように、小沢健二が十数年ぶりに活動を再開するらしい。なんでも、環境問題について云々する「ロハスな人」になっているという。正直そういうことについてはよくわからないけれど。



当時兄が中古で買ったフォルクスワーゲンを失敬して、車内で聴いたアルバム'LIFE'と、それについてよくいわれた「多幸感」という言葉。ともすれば思い出すことばかりにこと長けた我々が、削り落とすべきスティグマ。陽だまりの粒子。夜の匂い。その他、その他。



かくてカウボーイは疾走し(いやそういう曲があったのよ)、狂乱のさなかつちけぶりがあがれば、ものみなすべてながれながれ後塵に帰する。犬は吠えるがキャラバンは進む