たまには普通に流行ってるやつを
これ、相当イイです。オランダだとか。懐かしいような、新しいような。とりあえずダンスでファンクでブレイクビーツです。「絞れ」とおっしゃる。
あと、この色彩感覚がいかにもヨーロッパだなあと。「紋章学」という学問もあるほどで、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%8B%E7%AB%A0%E5%AD%A6色とデザインや、色と色の組み合わせをひたすら考える。こういう、一見「無駄」に思えることからこそ豊穣な文化は生まれる。
中世の絵画などをみると貴人の服装などに青地に金の縁取りというものがよくみられる。どういったいわれか知らないが、確かにみていて心地良くて美しい。
一方、九鬼周造の名著『「いき」の構造』によると、「褐色すなわち茶色ほどいきとして好まれる色はほかにないであろう」ということである。ところでこの1930年刊行の本は本当にエキサイティングで、東洋と西洋の知が何のてらいもなく、また気負いもなく溶け合う。ちなみに和辻哲郎の『風土』は1931年刊行です。
- 作者: 九鬼周造
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1979/09/17
- メディア: 文庫
- 購入: 15人 クリック: 50回
- この商品を含むブログ (90件) を見る