「おお、あなたは何を求められるんです」「虚体です」

「なし崩し的文学シリーズ」題2弾。ここでいいたいことは、一言でいうと、こういうことだ。「ちょっと前までは、『不良』であるということは、インテリの特権だった」ということ。かつて日本のインテリ不良青年で、埴谷雄高(はにやゆたか)『死霊(しれい)』を知らないものはいなかった。



例えば青年時代に小林秀雄の文章に魅せられたことがあるものならば、この埴谷雄高の文章に同じ牽引力を見いだすだろう。(しかし青年といったけれど、はたしてこういう世界への嗜好は、女性にもあるものだろうか。別に俺は俺でフェミニストなつもりだけれど)



それにしても、この棺桶に片足突っ込んだイカレた爺がこんなに饒舌なのは、動画をみていればわかるけれど、赤ワインだかウィスキーだか、オイてめえ飲みすぎだろジジイw