Hear My Song

って映画。俺が歌い出すわけではない。確か92年の作品で、世界的にはその年の映画として凄く評価されてたけど、なぜか日本ではそこまで話題にならなかった。


まだ存命だった淀川長治が、その年の最高の映画に選んでて、当時、映画キ○ガイだった自分は、その理由がわかる気がした。


この映画は、例えばチャップリンとかジョン・ウェインとか、旧き良き「映画の良心」の直系につらなるものだから。チープなはったりもごまかしも無いけれど、娯楽作品として飽きさせない。人間ドラマの愉しみ。音楽の悦び。こういうものを「映画」と呼びたい。


アイルランド。興行主の主人公が、行方知れずの伝説の歌手を探し出してコンサートにこぎつけるまで。主人公役のエイドリアン・ダンバーがいい味出してます。「ヒアマイソ〜ング♪インマイゴ〜ンドラ〜♪」