「弟分」と呼ばれ消えていったバンドの一類型に関する一考察

長いタイトルうざい?ウヒッ。


こういうことについて書き始めるとキリがないし、そして途端に実存パワー丸出しの頭の悪さげな口調になるので、かねがね自重していたんだけれど、たまたまようつべでみて、あまりの懐かしさに思わずうp。


90年代にUKロックを熱心に聴いていた人間ならば覚えのあるはず。「ザ・モントローズ・アヴェニュー」かっこ笑い。ていうかあの頃は、音楽業界がそのエアポケットを埋めるかのように、定期的に「オアシスの弟分」ていう称号をよく与えてた、その一類型。うおおお。熱い、熱すぎるぜ。そしてムダにカッコイイぜ。


例えばオアシスの3rdが「演歌っぽい」のは当時よくいわれたことで、以下の17秒あたりからのギターなんて、まるでステージ中央部が割れてサブちゃんがせり上がってきそうな勢いなわけで、思わず笑っちゃうんだけれど。


しかし同じ島国気質なのか、イギリス人には妙にこういう情念過剰なところがある。上のモントローズ・アヴェニューなんて、玄界灘か竜飛岬か知らないけれど「拳を握って叫ぶの図」といった感がある。涙とカタルシスの保証付きメロディーで、一時は売れたんだけどなあ。なんでかなあ。なんだかなあ。と、かるく阿藤快を意識しつつ考えて思いいたった。曰く…ずっと聴いていると疲れる。